:70のお題 001 vrai(本当):
 
 嘘を重ねてまで付き合いたくはない。
これは・・・友人の事でもあり、恋人の事でもあり。

私が今「恋人」と呼べる人は正直、人気です。
彼の誕生日、バレンタインデー、本当は一緒に過ごしたいけど
彼に近づくことすら出来ない状態で、結局翌日にプレゼントを渡すことに。
彼はこのことに何も言わない、
私以外の子から贈られるプレゼントを笑顔で受け取っている。
ちょっとヤキモチを妬いてみたりもするけれど、
こんな心を彼が知ったら彼は私のことをどう思うのだろう?
良いようには思わないだろうな・・・
 
 「・・・!」
遠くから彼が私を呼ぶ声がする。レギュラージャージにあの身長。
そう、私の彼はテニス部の天才ルーキー、越前リョーマ君。
人気がないわけがない。正直、私は彼女であることに今でも違和感を感じてる。
だって・・・つり合わない。
とりあえず、笑顔で手を振る。今までの気持ちを慌てて心の隅っこに隠す。
「リョーマ君、部活はもう終わったの?」
「今は休憩時間。うちの部がこんなに早く終わると思う?」
「だから聞いてみたの。・・・どうしたの?」
いつもの口調だ・・・良かった。私は話のリズムですぐに心の触れ動きが
読めてしまう。よく友達に言われてしまう。リョーマ君、鋭いから・・・
「悪いんだけど、まだ部活終わらないからさ。」
「うん?」
彼はちょっと照れくさそうに下を向いたかと思うと、すぐにいつもの強気な表情に戻った。
「図書館とかでちょっと待っててくれない?」
「・・・今日は一緒に帰れるの?」
「そういうこと。それだけ伝えたくて、じゃあ。」
頬に少し熱を感じる、そんな私ににっと笑って
彼は踵を返してテニスコートへと向かっていった。
そして、そんな彼とは反対に私は小さくなっていく彼の姿のこの場で見送っていた。
身体が小さく震えていた。
 、それ、隠してるつもりなの?
俺は知ってるんだけど、さっき声をかけたときに慌てて隠したその気持ち。
そういう気持ち、は見られたくないんでしょ?
でも、俺はそういうのも隠さずに見せて欲しいんだよね。
だってそれって俺の事好きでいてくれるから生まれてくる感情、でしょ?
そういうの知られたくない、「あまり良くない気持ち」なんてのことだから
思っているんだろうけど・・・・?

 
図書館はテニス部の部活が終わる頃まで開いている。閉館=下校時間らしい
司書教諭の先生も利用生徒数が少なくなるこの時間帯になると奥の部屋に入って
自由に本を読んだり、お仕事をしていたりしている。
日も西側に傾いて高層ビルとビルの間に沈んでいく頃になると
ここも夕焼け色に染まる。この感じが私は好き。
私は1冊の本を手にとって窓際の席に腰をかけて読み始めた。
そう分厚くもない本、リョーマ君が来る頃には半分くらいは読み終わっているんだろうな
遠くからテニスボールを打つ音が聞こえてくる。

 日もすっかり暮れて空は東から暗いカーテンがかけられていく
そんな頃にやっとテニス部も解散の声がかかるのだ
リョーマは急いで図書室に向かっていった。
は本の世界の中、図書教諭の先生も今は校舎内の何処かに言ってしまったみたいだ
 「、おまたせ。」
・・・反応はなし。もうリョーマにとっては慣れっこだった。
そういう時、一度で彼女をこちらの世界に戻す方法を知っているから。
リョーマはそっと近づいて頬に触れるだけのキスを落とした。
彼女の手から本は離れて下端と前に倒れた。彼女の頬は紅く染まっていく。
「リ、リョーマ君///なっな・・・」
「だって、気付いてくれないから。」
「先生もいないんだね、ラッキー。」
また、にっと笑う。
「今日はに言おうと思うことがあるんだけど。」
「な、何?」
「全部見せてよ・・・の気持ち。知ってるんだけど、妬いてるでしょ?」
「え?」
そっか・・・さすがにお見通しだったんだ。嫌われちゃったかな・・・
「どうして隠すの?」
意地悪・・・そんなこと聞かないでよ。
「誰にだってあるんじゃないの?そういうの。だって好きだから妬くんじゃない?」
「・・・でも、そういうこと思っちゃう自分が嫌。」
「そお?俺は嬉しいんだけど?」
「嘘だ!」
「本当。」
「嘘ばっかり!」
「本当!」
「嘘、う・・・」
「・・・・」
嘘、を繰り返そうと思ったその瞬間目の前が真っ暗になって唇にはやわらかい感触が
「本当v」
私の顔はさらに紅くなっていく。
「妬いてる時のって可愛い。」
「嘘だ!」
「何?またキスで静止して欲しいわけ?」
「///もう帰るっ!!」
そういって私は目の前に倒れた本を手にとってもとの場所に戻しに行った。
戻ってくるといつの間にかリョーマ君の姿も私の荷物もなくて
いつの間にか図書室の外にその姿はあった。

「恥ずかしがってるも好きだけどね?」
「そんなことない、ありえない!」
「今度から否定したようとしたらその口をキスで塞ぐから
嫌なら否定しないことだね!」
「な、なにそれ・・・」
「それから、は俺とつり合わないないなんて考えてるみたいだけど
こういうのって関係ないし、こんなのってはかれないものじゃないの?」
「ど、読心術ですか?」
、わかりやす過ぎ!」

:アトガキ:
無駄に長いし、意味が分からない・・・
駄目駄目ですよ(ボロ)